健康

福利厚生のコミュニケーションをデジタル時代に追いつかせるには

2018年11月22日

Marla Arnall
Communications and branding leader, Mercer Marsh Benefits™

Businesspeople sharing digital tablet in meeting, device, group, diverse
「現在、従業員は、新しい働き方と、ジャストインタイムや感覚的に操作できて使いやすいデジタルアクセス、個人別のカスタマイズ、そして健康に役立つ情報を提供してくれるエクスペリエンスを望んでいる。」

テクノロジーの絶えることのない進歩により、人々は幅広く新たな選択肢を与えられ、自分自身のデジタル世界を構築することもできるようになった。私達は今や、完全自動化された食料品店で毎週の買い物ができる。カメラやセンサーを頼りに、買い物客が何を棚から取ったり戻したりするかを把握できる店だ。インターネット・オブ・シングス(IoT)の台頭により私達は、家にある様々な機器が互いに「話す」よう設定することで、家をカスタマイズできるようになった。一つの例はコンピュータ制御を用いた冷蔵庫で、これは内蔵のカメラからスマートフォンに冷蔵庫内にある物を映し出すという、食料品の買い物をより便利にするテクノロジーの一つの手法だ。

企業は従業員が仕事以外でコンピュータやスマートフォンを喜んで使いこなしていることを認識しているにも関わらず、なぜ福利厚生のコミュニケーションは変化していないのか?

このトピックは先日シンガポールで行われた2018 Employee Benefits eventで筆者が取り上げたもので、ここではさらに詳細に検討しようと思う。

現在、従業員は、新しい働き方と、ジャストインタイムや感覚的に操作できて使いやすいデジタルアクセス、個人別のカスタマイズ、そして健康に役立つ情報を提供してくれるエクスペリエンスを望んでいる。だが、それは簡単なことではない。人事部門には、従業員のために費用対効果があり魅力的な福利厚生プログラムを構築するだけでなく、それを彼らが本当に関心を持つとはっきり分かる方法で提供しなければならないというプレッシャーが強まっているのだ。

53%の企業は年に一度、従業員と福利厚生についてコミュニケーションを行っている。そしてこの年に一度のコミュニケーションは、二つの標準的な方法でなされるのが一般的だ。更新のタイミングで個人的に、もしくは、従業員達に冊子を配るという方法だ。コミュニケーションの頻度を上げるのは、雇用主にとって従業員のエンゲージメントと福利厚生の理解を高めるために最も手っ取り早い方法の一つであり、やるだけの価値がある。自分のニーズが満たされていると感じる従業員は、そうではない従業員と比べて倍以上、企業を支持する傾向にあるからだ。

どうするのが一番良いのだろう?雇用主にとっては、エクスペリエンスをデジタル化するのは未来の姿だと認識されている。しかしながらこれは、福利厚生案に変更が必要だという意味ではない。コミュニケーションの手法を改良するにはたくさんの方法がある。

福利厚生のコミュニケーションをもっと消費者経験のようにするための4つのヒント:

  1. :広告看板やテレビ、店の中など、ブランド名というものはいたるところで見られ、商品とそれをどのように理解するかは私達の生活を左右する役割を果たしているということがわかる。したがって、自社のデジタル・エクスペリエンスをブランド化するということは、従業員達に福利厚生の重要性を理解させるために重要であり、またその認知度を高めることとなる。

  2. :従業員向けの冊子が百科事典サイズで、福利厚生の受給資格についての詳細な説明が保険の専門用語で書かれたページでいっぱいだったのは過去の話だ。しかし、より使いやすい冊子はいまだに課題であり、雇用主は最近では、従業員とのコミュニケーションを効果的なものにするために、リアクションのないものの代わりに、アプリやウェブサイトのように従業員のニーズに対応できるものを作り出すようアドバイスされている。

  3. :私達のリサーチによれば、パーソナライズされた福利厚生の情報を加えることで、従業員個人の福利厚生利用をもっと発展させることができる。一つの例が、各従業員の明細を見せるために、本人の名前を埋め込んだ個人向けのビデオクリップを使うことだ。このアプローチで、スタッフの行動や信頼そして認識が高まる。

  4. :(ほとんど)誰でもいずれかのソーシャルメディアプラットフォームは利用しており、雇用主は自社の従業員がそういったチャンネルで言っていることを活用して、これをうまく利用する必要がある。福利厚生についての従業員の肯定的な話や、自社で働くことの楽しさをシェアすることは、人材を引き付けやる気を高めるための素晴らしい方法だ。これは会社の立場を強固にもする。

上記の4つのアドバイスを活用することは、福利厚生の認知度を高め、従業員が自分達の福利厚生から何を得られるのかを説明し、従業員達が自身にとって良いプランはどれなのか理解するのを助けるだろう。そして最終的には、従業員達が自身のエクスペリエンスをシェアし肯定的に語るようになるだろう。

1 2017 Benefits Under The Lens Survey by Mercer Marsh Benefits

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データアナリティクスによる柔軟性の高い福利厚生の変革
Dr._Avneet Avneet Kaur |03 10 2019

近年、オンサイトクリニックの利用が増加している理由として、質の高いタイムリーなケアにより生産性を高め、欠勤を減らし、従業員の健康状態を向上させることができると認識されています。 貴社のオンサイトクリニックでは、十分な導入効果が得られていますか?あるいは法的な要件を満たすことにのみ重点を置かれているでしょうか。オンサイトクリニックを最大限活用するためには、重要な点が3つあります。最近マーサーが行った職場の診療所のアンケートによると、オンサイトクリニックを備えた企業では 1.5 倍以上の投資利益率 (ROI) が得られています。同じような利益率が見込めない場合は、オンサイトクリニックが基本要件の範囲内にとどまっている可能性があります。 クリニックを患者中心に 従業員に適したサービスがクリニックで提供されているかを確認しましょう。これにより利用されないサービスに出費することなく、従業員の満足感を高め、健康状態を改善し、結果的に業績を向上させる投資対象に資金を充てることができます。従業員の年齢層、性別、仕事の性質について理解を深めましょう。必要な保健や社会福祉サービス、専門家のサポートを理解する上で大きく前進できます。   統計情報に加え、従業員のヘルスケアのニーズを理解することも重要です。たとえば、どのような病気が一般的で、適切に管理する必要があり、ライフスタイルに潜む主なリスクファクターを教育や予防的なサービスによってどう回避できるか、などです。 価値を伝える重要性 「それを造れば、彼らは必ず来る」という古い考え方では、求める ROI が得られないかもしれません。従業員にもたらす価値を強調することで、オンサイトで提供されるサービスについてコミュニケーションを図ることが重要です。便利で楽に受診できること、質の高い医療機関への紹介・案内、病気の早期発見などのメリットについて伝えます。   効果的なコミュニケーションにより、利用率が改善し、病気の早期発見だけでなく、企業として投資を最大化しながら従業員の福祉にも貢献することにもつながります。 オンサイトクリニック:ウェルネスハブ オンサイトクリニックが適切に設計・管理されると、企業と従業員の双方に大きなメリットが生まれます。適切に設計されたクリニックは真の窓口の役割を果たし、従業員に質の高い医療機関や福利厚生・ヘルスケアサービスを案内も可能となります。また、救急治療や高額な医療費を回避するための鍵となる、予防や教育サービスを従業員に直接提供することもできます。   マーサーでは、クライアントの効果的なオンサイトクリニックの管理に向けて、4-C モデルの導入を支援しています。これにより、企業は単に法的要件を満たすことから、従業員の価値に重点を置いた質の高い医療サービスを提供する体制へと移行し、クリニックの価値向上がさらに期待できるようになります。   オンサイトクリニックを最大限に活用する方法については、こちらからお問い合わせください。

社員の精神的ウェルビーイングを保つ3つの方法
Liana_Attard Liana Attard |21 2 2019

オフィスライフは極めてストレスの多いものになり得る。特に仕事における競争や長時間労働はストレスとなり、睡眠障害を起こす場合もある。 実際、マーサー・マーシュ・ベネフィッツが2018年に実施した<a href="https://www.asean.mercer.com/our-thinking/health/mercer-marsh-benefits-medical-trends-survey-2018.html" title="Medical Trends Around the World">Medical Trends Around the World(世界の医療のトレンド)調査では、メタボリック症候群や心血管のリスク、食事のリスクと情緒的・精神的リスクの3つが世界の医療リスクトップ3という結果が出た。世界におけるメンタルヘルスの問題を総体的にとらえると、イギリスでは3人に1人がメンタルヘルスの問題を抱えているとの記録がある。 雇用側が社員の情緒的健康と精神的健康に対する包括的なウェルビーイング(身体的、精神的、社会的に良好な状態にあること)の戦略を提供し、社員のメンタル面におけるウェルビーイングをサポートすることが今日は重視されている。デジタルやデータの強力なケイパビリティによる健康とウェルビーイングの統合戦略を取入れることは、上昇する社員の健康面の福利厚生制度のコストを管理する上では重要な要素となる。 雇用主はウェルビーイングに対して全体的なシステムアプローチを採ることが推奨される。それは精神的な健康は肉体の健康と平行してとらえられ、社員がその能力をフルに発揮する為の重要な構成要素の1つであると考えられるものだ。しかし、残念なことに、雇用側はメンタルヘルスに関わるリスクへの理解に乏しく、保険会社やその会社の医療制度で個別カウンセリングのアクセスを提供しているのは5割以下であった。 アジアでは、メンタルヘルスをとりまく偏見によりそれをタブー視する傾向があり、競争の激しい労働環境でメンタルヘルスの問題を表に出すことに難色を示す。香港メンタル疾病調査(The Hong Kong Mental Morbidity Survey)という香港で2010年から行われた3年間の研究によると、一般的な精神疾患の罹患者のうち前年に医療的サポートを受けている人は4分の1以下であることがわかった。そしてたったの3.9%の人しか心療内科を受診していないこともSCMP(南華早報)では報告されている。 「団体医療保険の場合、最も雇用側に影響する3大リスクは何であるか?」という質問を保険会社した場合、グローバルでは、前述の通り、メンタルヘルスが3位で43%であった。しかしながら、アジアでは、労災リスク(44%)と環境リスク(51%)を下回りメンタルヘルスは最下位で31%であった。 これは世界で医療コストが上昇する中で、アジアでは企業がメンタルヘルスの福利厚生制度を無視していいという事ではない。前述の2018年世界の医療トレンド調査(2018 Medical Trends Around the World)では、2017年の世界の医療コストは9.5%上昇し、それはインフレ率の3.4%のほぼ3倍に相当する。香港の上昇率は世界の平均を下回っているが、シンガポール(8.6%)や韓国(7%)といったアジアの他の先進都市よりも高かった。 「香港の医療コストは現地のインフレ率を著しくしのぎ、雇用主のヘルスケアにかかるコストは上昇し続けている。よって、雇用主は既存のヘルスケアの制度設計の見直しを迫られ、データ分析への更なる投資や全体へのシステムアプローチをとって効果的に従業員のヘルスケアコストを管理している」とマーサー香港のヘルス&MPFビジネスリーダーのビリー・ウォングは語る。 雇用主は職場の健康戦略を打ち出すことでメンタルヘルスの問題に取り組むことができる。精神的に健康で幸せな職場環境を保つ上での次の3つのアイディアを参考にしてみてはどうか。 マインドフルネス・トレーニング:職場でマインドフルネス・トレーニングを実施することで、社員は効果的にストレスに対処できるようになり、職場の生産性が上がり、優れた集中力が維持され全体的な健康が改善する。しかし、マインドフルネス・トレーニングとは具体的には何であるのか?マインドフルネス・トレーニングとは、瞑想技術の1つで、今の瞬間の心(今、ここにあること)に集中することを目標にすることで、社員の日々の業務を行う能力を向上させ、バランスを保つ。 フィットネス・プログラム:トレーニングを行うことによる身体の健康への利点について述べられたものは多くあるが、運動もまた精神の健康を保つ上では効果的な方法である。運動によって、人が幸福を感じるエンドルフィンが放出される。ストレスを感じている人、落ち込みや不安を感じる社員は1週間に数回、30分の運動をするのがよい。 フレックスな仕事のスケジュール:在宅勤務やフレックス制度は、モチベーションを保つために必要な自由が与えられる。柔軟な勤務体制をとることで、社員が休暇をとり、燃え尽きるリスクを低くする。在宅勤務は、家族がいることで必要となる事に柔軟に対応することが可能となり、子育てのストレスが低減される。こうした要素が、社員の士気を高め、欠勤を少なくする。

経済成長の中で、医療の未来を脅かすサイバー犯罪の脅威とその実情 
Sophia_Van Sophia Van |07 2 2019

健康は新たな財産です。身体的、精神的に健康であることは、例えば愛情のある親になることや、親切な友人になること、プロフェッショナルとして成功することなど、私たちの生活のすべてに影響します。健康に関する情報は、機密性の高い個人情報であるため、その詳細は信頼のおける医療関係者以外には入手されるべきものではありません。しかしながら医療記録はそうした機密性の高さ故に、巧妙なサイバー犯罪の格好の標的にされています。経済成長を遂げる医療機関はなかんずくサイバー犯罪には脆弱なのです。 サイバー犯罪が医療を標的にする主な理由は二つあります。一つは、医療業界には貴重な個人情報が豊富にあり、それが闇市にて高値で取り引きされるためです。そしてもう一つは、医療業界に既存するテクノロジーや情報処理工程が脆弱であるためです。健康に関する個人情報は急速に増幅しており、それらは、複数のデバイスネットワーク内で次々と共有されるようになりました。2020年の暮れまでには、約40憶人が、Internet of Medical Things (IoMT)を通じて繋がるようになると言われています。INFOSEC Instituteによると、70%以上のIoMTデバイスには基本的なセキュリティが施されていないと言われています。これは、そのデバイスで使用されているアプリケーションが、データのセキュリティよりも、ソフトウェアの機能を重視した設計であるためです。これを受けてIoMTは、先例のない課題に取り組むために、医療環境内の数多くの利害関係者や医療供給者の協力を経て、サイバーセキュリティのエキスパートを導入しました。 これはまさに、過激化する戦争です。サイバー攻撃は、その数や規模、複雑さを増しています。最近のCBIのインサイト報告は「2017年から約60憶の機密のデジタルデータが世界中で盗まれ、過去2年間で、少なくとも10億件の機密記録が一挙に盗まれたり、公開される情報漏洩事件が、少なくとも3回発生した」1と伝えています。   田舎の村にあるたった一つのノートパソコンから、悪意のある政府がスポンサーするエリートチームまで、サイバー犯罪者は、インターネットがあればどこからでも不正操作ができます。彼らは高性能で新しい防衛システムを導入していない成長経済の医療機関を特に標的にしているのです。 医療コミュニティ、サイバーセキュリティのプロたち、そして政府は、頑固に偏在し続けるサイバーハッカーへの対処法を模索する上で、次の5つの事実を認識する必要があります。 1. 医療は、標的にされているという事。   2018年7月、ランサムウェアはシンガポール最大の医療施設であるSingHealthを標的にし、患者150万人分の情報を盗み出しました。シンガポールのリー・シェンロン首相も具体的なターゲットにされ、プロフィールも盗み取られました。このようなランサムウェアによる攻撃が医療施設中で蔓延しているため、施設側も包括的な防御策の実施に追われています。長きに渡り、銀行強盗と銀行が行ってきたように、サイバー犯罪と医療施設が互いに裏をかいて出し抜くようなことを続ければ、このような傾向はますますエスカレートしていくことでしょう。2       2018年7月、ランサムウェアはシンガポール最大の医療施設であるSingHealthを標的にし、患者150万人分の情報を盗み出しました。シンガポールの首相のリー・シェンロンも具体的なターゲットにされ、プロフィールも盗み取られました。このようなランサムウェアによる攻撃が医療施設中で蔓延しているため、施設側も包括的な防御策の実施に追われています。長きに渡り、銀行強盗と銀行が行ってきたように、サイバー犯罪と医療施設が互いに裏をかいて出し抜くようなことを続ければ、このような傾向はますますエスカレートしていくことでしょう。2 2. ハッキングが生死を左右することもある。   昨今の健康情報の漏洩問題で一番の脅威になっているのは、データの保護や可用性に対する妥協です。ここに妥協があることで、患者の安全や健康に害を及ぼす可能性や、保護医療情報(PHI)の喪失、データへの不正なアクセスといったリスクが生まれているのです。2013年、ワシントンポスト紙は、チェイニー副大統領の医師たちが、副大統領の心臓移植の際に埋め込んだ機器が、テロリストによりハッキングされる可能性があるとして、その無線機能の無効化を命じたと報告しています。3 医療業界におけるサイバー犯罪は、医療機関の財務的な損失よりも、そのブランド・エクイティに多大な影響を及ぼすことは、ほぼ間違いありません。 医療機関が個人の重要な健康情報にアクセスできない恐怖は、大きな不安を生むのです。そしてこの不安は、部分的に情報に価値と力を与える要因にもなっています。データセキュリティ違反は、患者の健康に直接影響を及ぼし、患者を死に至らしめることさえあります。 医療記録が破壊されたり、重要な医薬品の処方箋が盗まれると、それが死傷者を出すことさえあるのです。サイバー犯罪者は情報を盗むことで、人々の恐怖心を操り、盗んだ資産を思いもよらない方法で利用します。これらの犯罪は、生命を脅かし、一夜にして世界中を恐怖に貶め兼ねないものなのです。 3. 情報漏洩は回避できないものであり、内部不正が起きている可能性も。   サイバーハッカーが金銭的な利益を得られる可能性は甚大です。そして意外なことに、医療業界の企業の70%以上は、金銭目当てのサイバー犯罪が起きる可能性を見越しています。 しかしながら、一般的に私たちが思っているような、サイバーハッカーたちが密かに暗いアパートに忍び込んで作業しているイメージや、国家がスポンサーするハッカーグループのメンバーたちが間仕切りされた作業スペースの前に列を作っているといったイメージは、ハッカーたちの実態のほんの一部でしかありません。なぜなら、医療機関に大きな脅威をもたらしているのは、内部関係者の場合があるからです。社員もみんな人間です。不満を抱いている人や、経済的に困っている人、単に自分の行動がセキュリティプロトコルにどれほどの影響を与えるかを意識していない人もいます。いずれにしても、こうした理由から組織は内側から腐敗していくのです。 機密情報のセキュリティクリアランスが操作できたり、情報へのパスワードやアクセスを持てることは、下心のある社内の従業員にとって、あまりにも魅力的なことであるのかもしれません。 4. 強力なセキュリティ対策の必要性。   サイバーハッカーたちは、医療システム内で医療機関や、医療機器の製造者を含む利害関係者を出し抜く新たな方法を常に模索しているため、こうしたイタチごっこはこれからも続いていくことでしょう。最近の国際犯罪者やテクノロジーに精通する犯罪者たちは、断固とした決意を持ち、知識も豊富で創造的です。ですから、医療機関は彼ら以上にそうでなければならないのです。サイバーセキュリティについての意識は、医療業界全体で高まりつつありますが、経済成長を遂げる多くの企業は、包括的なガバナナンスと、広範囲にわたる監視のできるセキュリティフレーワークの構築がまだできていません。セキュリティ対策は、医療のプロのような人材や見識者だけでなく、政府レベルでのサイバーセキュリティ対策や、政策立案をする人材、見識者などを活用するといった総合的なアプローチができていないのです。 大胆に進化し続けるサイバー犯罪者と戦うためには、それに対処する人的資源のシームレスな統合が必要です。医療情報に関わる利害関係者は、全員がサイバー対策に対して受け身な姿勢から自発的な姿勢へと変わらなければなりません。またIoMTのサイバーセキュリティが次世代の医療機器に対応をすることも不可欠です。さらに政府や政策立案者は、医療機器製造者に対してセキュリティ指導と規制対策を施す必要もあります。医療業界は、このように迅速に最善の対策を採用しなければなりません。また、病院や医療システムは、銀行が発行するクレジットカードを保護するように、医療機器を保護する必要があるでしょう。 経済成長する医療機関は、適切なセキュリティ対策とサイバーセキュリティ政策を実行し、それを牽引していくことが求められるのです。 5. 医療も対抗できる。   ランサムウェアとサイバー犯罪は想像を超える混乱を招く可能性があります。しかしながら、ビジネスやコミュニティ、経済成長する医療機関も、全くの無力ではありません。彼らが協力すれば、最も執拗なハッカーを脅かすシステムネットワークや、資源、プロトコルを作ることもできるのです。重要なのは粘り強さです。医療業界は、サイバー攻撃が起きる前にそれを予防したり、サイバー攻撃が発生した時の被害を軽減できるような賢い対策を前以って行っておく必要があります。多くの医療機関は、効果的なセキュリティ戦略をすでに開発し始めていますが、サイバー攻撃への準備、予防、検出、そして対応策と復旧戦略ができる完全な計画を実施している機関はほとんどありません。 医療業界や利害関係者は、軍隊が防衛戦略をするのと同じレベルの真剣さと厳しさで、サイバーセキュリティの防衛戦略にアプローチしなければなりません。例えば、効果的で攻撃的な防衛プログラムには、攻撃者を騙すことでサイバー攻撃を食い止めるディセプション技術等があります。また、人工知能(AI)は、接続されたデバイスのトラフィックを監視し、正常動作と異常動作をリアルタイムで区別することができます。そしてデバイスを利用して、犯罪ネットワークや、サーバー、個人間で不正なやり取りがされた際には、ネットワークセキュリティの専門家に警告がいくようになっています。AIは、悪意のある人物が不正アクセスし、攻撃をするのをリアルタイムで検知し、その動きを先回りして阻止することができます。こうしたサイバーセキュリティ戦略を行うことで、攻撃を封じ予防することができるのです。 しかしながら、デバイスそのものや高性能のサーバーが侵されてしまった場合は、結局被害は出てしまいます。最後になりますが、医療業界は、量子コンピュータなどの革新的な防御策や、24時間セキュリティ・オペレーションができるサイバーセキュリティ作戦指令室、テクノロジーだけでなく、人間の行動等を分析できる総合的な戦略を検討する必要があるでしょう。 サイバー犯罪者が、医療機関の人質をどのようにとっているのか、またそれを守るために医療業界に何ができるかを更に学びたい方は、こちらの資料をご覧ください。   1 Why Ai, Blockchain, &amp; Enhanced Encryption Are The Future Of Enterprise Data Security http://www.cbinsights.com/research/ai-blockchain-encryption-enterprise-data-security-expert-intelligence/ 2 Singapore Suffers 'most Serious' Data Breach, Affecting 1.5m Healthcare Patients Including Prime Minister Eileen Yu - https://www.zdnet.com/article/singapore-suffers-most-serious-data-breach-affecting-1-5m-healthcare-patients-including-prime/ 3 Intermountain Healthcare Launches Security Operations Center To Combat Health Data Cyberattacks https://www.modernhealthcare.com/article/20151114/MAGAZINE/311149977

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Saudi Vision 2030: 国家改革が世界を変える
Wejdan_Alosaimi Wejdan Alosaimi |17 10 2019

何十年にもわたり、サウジアラビアは国家的、文化的、経済的に石油輸出およびエネルギー産業と密接に結びついてきました。Saudi Vision 2030 と名付けられた大胆且つ真新しいビジョンは、大規模な改革と政策立案により、化石燃料依存から脱却し、サウジアラビアの国内外を近代化させ、世界的な金融大国となることを目指しています。 変化を受け入れる力 2016 年にムハンマド・ビン・サルマン・ビン・アブドゥルアズィーズ・アル・サウド皇太子が発表した Saudi Vision 20301 という国家的プロジェクトでは、急速に変化する世界のリーダーとして台頭する、という前例のないコミットメントが詳述されています。新しい経済状況を反映して原油価格が変動し、地政学的な勢力が中東全体の国家の役割と目的を形作るにつれて、積極的に変化を受け入れる、というサウジアラビアのこの決断は国内外で驚くべき波及効果をもたらす可能性があります。 人口 3,340 万人以上、年齢の中央値が 25 歳のサウジアラビアには、大きな挑戦と機会に満ちた未来があります。Saudi Vision 2030 は、グローバライゼーションが続く世界において石油が時代遅れで有害なエネルギー源と見られる中、何百万人もの若い市民の労働力、成功への道筋を国家が示すロードマップとなります。長年にわたり作り上げてきた収益源と経済パラダイムを移行させるためには、地元の労働力のスキルセットを本格的にシフトし、最新テクノロジーに習熟する必要があります。 他の国々が気候変動やその他の地政学的なシフトに苦戦している一方、サウジアラビア政府は政策改革によって国内外の人々の生活を向上させる具体的な方法を世界に指し示しています。2 複雑なグローバル経済への対応 Saudi Vision 2030 は、デジタルトランスフォーメーションを活用しつつ、イノベーティブな国内の人材政策の実施を試みるインドなど、経済成長著しい国々に大きな影響を与えるはずです。 実際にサウジアラビアとインドとの関係性はますます複雑化してきています。インドは多くの西側諸国とは異なり、力強い経済的成長を推進するために大量の石油を必要としています。欧州や米国など工業化されたマーケットでは、環境に優しい代替交通手段や電気自動車の需要が高まっていますが、インドでは現在も化石燃料に大きく依存しています。2040 年までにインドは、拡大する経済と徐々に都市化する人口を支えるために、毎日最高 1000 万バレルの原油を処理する必要が生じると予想されています。3 サウジアラビア政府は、国家として市民生活の水準を向上させるための政策 (市民に無料の大学教育を提供するなど) を既にいくつか実施しており、民営化を優先して経済の国際化を進めています。2030 プランでは、金融機関が民間部門の成長を促進し、グローバルな経済競争に向けて国内の労働力を調整する点で大きく前進することを奨励しています。建設、金融、ヘルスケア、小売、宗教観光など、民営化や石油以外の産業の成長に注力することで、サウジアラビアの企業や起業家に新たなチャンスを創出します。4 地域のリソースを活用した未来の創造 Saudi Vision 2030 では、労働市場と社会における女性の役割、デジタルトランスフォーメーションと自動化の影響、サウジアラビア企業の感性を近代化させる必要性など、国家が直面する地域的、文化的な課題の多くが取り上げられています。女性の労働参加率を 22% から 30% に引き上げることを目標に、女性に車の運転を認め、経済的成長に至る道を開いたことは、世界中の投資家から好意的に受け止められました。2030 プランでは、国内問題と国民の健康全般にも重点を置き、平均寿命を 74 歳から 80 歳に引き上げる目標を掲げ、すべてのサウジアラビア国民に対し、毎日の運動と健康的なライフスタイルを推奨しています。5 サウジアラビア政府はまた、スマートフォンやデータ中心のオペレーション、その他のテクノロジーを通じて市民とリソースをつなぐ電子政府サービスを導入することで、社会にデジタル時代をもたらそうとしています。この動きにより、政府の仕事がなくなった人的資本が民間部門に流入するはずです。『マーサーグローバル人材動向調査2019年度版』のレポートによると、インド、ブラジル、日本などの国では、オートメーション分野が 70% 成長するため、サウジアラビアなどで働き手のための新たな役割やプロフェッショナルによる開発機会を探るニーズが高まることが予想されます。 2030 プランでは、国家固有のリソースに向けて壮大なビジョンがあります。市場経済と政府機関全体における女性のエンパワーメントと最新テクノロジーの統合は、この包括的な戦略の一部に過ぎません。サウジアラビアはグローバル経済の先進的な金融メカニズムの投資を招き入れ、国家の歴史に焦点を当てたキャンペーンで観光を盛り上げ、新しく現代的な視点から国民と世界を永遠に続く未来へと導こうとしています。成功するか否か、世界は 2030 年に知ることになるでしょう。 出典: 1. Kingdom of Saudi Arabia. &quot;Saudi Census: The Total Population.&quot; General Authority for Statistics, Accessed 11 July 2019,<a href="https://www.stats.gov.sa/en/node.">https://www.stats.gov.sa/en/node. 2. Mohammed bin Salman bin Abdulaziz Al-Saud. &quot;Vision 2030.&quot; Vision 2030, 9 May. 2019,<a href="https://vision2030.gov.sa/en.">https://vision2030.gov.sa/en. 3. Critchlow, Andrew. &quot;India is too important for oil titan Saudi to ignore.&quot; S&amp;P Global Platts, 6 Mar. 2019,<a href="https://blogs.platts.com/2019/03/06/india-important-oil-saudi/.">https://blogs.platts.com/2019/03/06/india-important-oil-saudi/. 4. Nuruzzaman, Mohammed. &quot;Saudi Arabia's 'Vision 2030': Will It Save Or Sink the Middle East?&quot; E-International Relations, 10 Jul. 2018,<a href="https://www.e-ir.info/2018/07/10/saudi-arabias-vision-2030-will-it-save-or-sink-the-middle-east/.">https://www.e-ir.info/2018/07/10/saudi-arabias-vision-2030-will-it-save-or-sink-the-middle-east/. 5. &quot;Saudi Arabia Vision — Goals and Objectives.&quot; GO-Gulf, 14 Jul. 2016,https://www.go-gulf.com/blog/saudi-arabia-vision-2030/.

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Dr._Avneet Avneet Kaur |03 10 2019

近年、オンサイトクリニックの利用が増加している理由として、質の高いタイムリーなケアにより生産性を高め、欠勤を減らし、従業員の健康状態を向上させることができると認識されています。 貴社のオンサイトクリニックでは、十分な導入効果が得られていますか?あるいは法的な要件を満たすことにのみ重点を置かれているでしょうか。オンサイトクリニックを最大限活用するためには、重要な点が3つあります。最近マーサーが行った職場の診療所のアンケートによると、オンサイトクリニックを備えた企業では 1.5 倍以上の投資利益率 (ROI) が得られています。同じような利益率が見込めない場合は、オンサイトクリニックが基本要件の範囲内にとどまっている可能性があります。 クリニックを患者中心に 従業員に適したサービスがクリニックで提供されているかを確認しましょう。これにより利用されないサービスに出費することなく、従業員の満足感を高め、健康状態を改善し、結果的に業績を向上させる投資対象に資金を充てることができます。従業員の年齢層、性別、仕事の性質について理解を深めましょう。必要な保健や社会福祉サービス、専門家のサポートを理解する上で大きく前進できます。 &nbsp; 統計情報に加え、従業員のヘルスケアのニーズを理解することも重要です。たとえば、どのような病気が一般的で、適切に管理する必要があり、ライフスタイルに潜む主なリスクファクターを教育や予防的なサービスによってどう回避できるか、などです。 価値を伝える重要性 「それを造れば、彼らは必ず来る」という古い考え方では、求める ROI が得られないかもしれません。従業員にもたらす価値を強調することで、オンサイトで提供されるサービスについてコミュニケーションを図ることが重要です。便利で楽に受診できること、質の高い医療機関への紹介・案内、病気の早期発見などのメリットについて伝えます。 &nbsp; 効果的なコミュニケーションにより、利用率が改善し、病気の早期発見だけでなく、企業として投資を最大化しながら従業員の福祉にも貢献することにもつながります。 オンサイトクリニック:ウェルネスハブ オンサイトクリニックが適切に設計・管理されると、企業と従業員の双方に大きなメリットが生まれます。適切に設計されたクリニックは真の窓口の役割を果たし、従業員に質の高い医療機関や福利厚生・ヘルスケアサービスを案内も可能となります。また、救急治療や高額な医療費を回避するための鍵となる、予防や教育サービスを従業員に直接提供することもできます。 &nbsp; マーサーでは、クライアントの効果的なオンサイトクリニックの管理に向けて、4-C モデルの導入を支援しています。これにより、企業は単に法的要件を満たすことから、従業員の価値に重点を置いた質の高い医療サービスを提供する体制へと移行し、クリニックの価値向上がさらに期待できるようになります。 &nbsp; オンサイトクリニックを最大限に活用する方法については、こちらからお問い合わせください。

新時代を迎えるグローバルスタートアップ企業の役員報酬
Varun_Khosla Varun khosla |03 10 2019

何十年にもわたり、スタートアップ企業やその役員報酬というと、シリコンバレーやテクノロジーの第一人者が多数働く、次世代のユニコーン企業を目指す 10 億ドル規模のイノベーティブな会社やその最先端のオフィスビルのイメージで語られてきました。しかし、近年、グローバルスタートアップ企業はこれまで予想もしなかった地域で成長しています。 最近の調査によると、8 億 9,300 万ドルが中東および北アフリカのスタートアップ企業 366 社に投資されています。スタートアップ企業への投資額は 2017 年に比べ 2 億 1400 万ドル増加し、6 億 6900 万ドルとなりました。1 また、東南アジアにおいても、海外 (ほとんどの場合シリコンバレーなどの欧米) で学び、地元に戻った「ウミガメ」と呼ばれる人々によって、スタートアップ企業の立ち上げが相次いでいます。この地域では重要な転換点を迎えており、東南アジアの VC 投資家は 327 ディール、 78 億ドル超を投資しています。2 すべてのスタートアップ企業で必要不可欠な要素、それはリーダーシップです。しかし、幹部クラスの人材と経営陣を確保・維持することは、成長中のスタートアップ企業にとって、特に報酬面では大きな課題となるかもしれません。 役員報酬を変える機関投資家 世界的に有名なスタートアップ企業の多くは、ジェフ・ベゾス、ジャック・マー、マーク・ザッカーバーグなど、カリスマ的な創業者によって立ち上げられました。しかし、これらの有名人や成功物語は、世界中に花開くスタートアップ企業の新しい時代の幕開けを反映しているものではありません。 たとえば、中東・北アフリカ (MENA) では、投資会社がスタートアップ企業の立ち上げに必要な初期の資金援助を行っています。これらの投資会社は、スタートアップ企業の立ち上げ時から資金繰りを支援しています。さらに、これらのスタートアップ企業の経営幹部は創立者ではないため、ロイヤリティや創造性、コミットメントを維持するために異なる報酬モデルを望んでいます。 C-レベルの優秀な人材を獲得するのは、実績がほとんどない、あるいは全くないスタートアップ企業にとってはリスクが高いため、非常に困難と言えるかもしれません。従来、欧米のスタートアップ企業は成長予測を前提とした中長期的なベンチマークを中心に役員報酬パッケージを策定してきましたが、成長モデル、投資戦略、役員報酬の三角化は複雑で厳しい課題となることがあります。 現在、世界的なスタートアップ企業はほとんどの場合、インスピレーションに富む創業者ではなく、投資会社が中心となって設立されているため、会社は経営陣、いわば成功と失敗の分かれ道となり得る人々に払う報酬を決定する際は入念に検討する必要があります。 役員報酬はいくらにすべきか? 当然のことながら投資会社は収益の最大化を望みます。つまり、スタートアップ企業にはできるだけ多くの純資産や株式を保持しておきたいと考えます。スタートアップ企業の役員に支払われる金額 、株、またはオプションはすべて投資会社が運用コストとして支払う費用になります。ただし、スタートアップ企業の役員に低い報酬を提示したり、スキルや経験のない人材を雇ったりすると、企業の競争力、成長力、収益力が損なわれるリスクもあります。 経営陣に潜在的な株式を提供する財務的な取り決め (シャドウエクイティともいう) は、慎重に考慮し検討する必要があります。役員報酬プランは、スタートアップ企業の報酬のインセンティブと経営者を維持する制度として機能させる一方、企業に資金を提供した投資家や株主に適正なリターンを提供するものにしなければなりません。投資家と株主は、経営陣に適切なエクイティ・プールを提供するために、どの程度の株式希薄化を受け入れることができるかを決める必要があります。 このため、多くの企業では、企業価値の増加に対応して資金調達の各投資ラウンドでエクイティ・プールのサイズを縮小する段階的アプローチの実行が決定されます。このタイプのプログラムにより株式希薄化を緩和し、特に製薬業界やフィンテック業界など、熟練した専門家や経営者の才覚や知識を必要とする、先進的なスタートアップ企業を扱う際に創造的な報酬戦略を策定することができます。 投資会社は、一定のタイミングと価格で株式を売買する権利を付与する株式オプション、または会社の実際の所有権を付与する普通株式のいずれかを従業員に提供することがあります。いずれも株式を希薄化しますが、オプションでは通常、普通株式よりも希薄化の効果が高くなります。たとえば、オプションで構成されるエクイティ・プールは、会社資本の 15 ~ 20% に達することがありますが、普通株で構成されるプールではわずか 3 ~ 5% に過ぎません。これは、長期インセンティブ報奨について、同額をオプションで支払うと、普通株の付与と比べて株式の希薄化効果が高まることを示しています。投資会社は、目的に対してどの戦略が最も適しているかを判断する必要があります。 役員および経営幹部に支払うタイミング 投資家が役員や経営幹部に支払うのは、投資回収の後にすべきでしょうか?それとも、業績は多くの場合、制御不能な外部の経済要因に左右されるため、経営者報酬は業績ではなく、従業員として能力を最大限に発揮して仕事を遂行したかどうかに基づいて支払うべきでしょうか。 多くのスタートアップ企業では、投資回収のベンチマークが経営幹部をやる気にさせ、株主価値を生み出すために最善を尽くす追加のインセンティブになると考え、前者の戦略を実行しています。実際、多くのケースで長期インセンティブプランは投資家がリターンを受け取った時にのみ支払われています。あるいは、一部のスタートアップ企業は、相互に合意した特定の企業の目標や目的に基づく役員や経営幹部に対する報酬を選択しています。報酬は現金や株式で提供されますが、株式の売却または付与のタイミングが制限されたり、オプションや普通株の形式で付与されたりもします。 世界中でスタートアップ企業が出現し、アイデアやイノベーション、そして次世代における未来のユニコーンを生み出す投資家や経営幹部が登場してきました。これらのスタートアップ企業の経営幹部を担う役員報酬の支払方法について新たなトレンドが続く中、グローバルスタートアップ企業は投資家の利益を最大化しつつ優秀な経営幹部を確保する選択肢を慎重に検討する必要があります。 出典: · &quot;2018 MENA Venture Investment Summary.&quot; MAGNiTT, January 2019, https://magnitt.com/research/2018-mena-venture-investment-summary. · Maulia, Erwida. &quot;Southeast Asian 'turtles' return home to hatch tech startups.&quot; Nikkei Asian Review, 22 May 2019, https://asia.nikkei.com/Spotlight/Cover-Story/Southeast-Asian-turtles-return-home-to-hatch-tech-startups. &nbsp;