健康

テクノロジーの絶えることのない進歩により、人々は幅広く新たな選択肢を与えられ、自分自身のデジタル世界を構築することもできるようになった。私達は今や、完全自動化された食料品店で毎週の買い物ができる。カメラやセンサーを頼りに、買い物客が何を棚から取ったり戻したりするかを把握できる店だ。インターネット・オブ・シングス(IoT)の台頭により私達は、家にある様々な機器が互いに「話す」よう設定することで、家をカスタマイズできるようになった。一つの例はコンピュータ制御を用いた冷蔵庫で、これは内蔵のカメラからスマートフォンに冷蔵庫内にある物を映し出すという、食料品の買い物をより便利にするテクノロジーの一つの手法だ。 企業は従業員が仕事以外でコンピュータやスマートフォンを喜んで使いこなしていることを認識しているにも関わらず、なぜ福利厚生のコミュニケーションは変化していないのか? このトピックは先日シンガポールで行われた2018 Employee Benefits eventで筆者が取り上げたもので、ここではさらに詳細に検討しようと思う。 現在、従業員は、新しい働き方と、ジャストインタイムや感覚的に操作できて使いやすいデジタルアクセス、個人別のカスタマイズ、そして健康に役立つ情報を提供してくれるエクスペリエンスを望んでいる。だが、それは簡単なことではない。人事部門には、従業員のために費用対効果があり魅力的な福利厚生プログラムを構築するだけでなく、それを彼らが本当に関心を持つとはっきり分かる方法で提供しなければならないというプレッシャーが強まっているのだ。 53%の企業は年に一度、従業員と福利厚生についてコミュニケーションを行っている。そしてこの年に一度のコミュニケーションは、二つの標準的な方法でなされるのが一般的だ。更新のタイミングで個人的に、もしくは、従業員達に冊子を配るという方法だ。コミュニケーションの頻度を上げるのは、雇用主にとって従業員のエンゲージメントと福利厚生の理解を高めるために最も手っ取り早い方法の一つであり、やるだけの価値がある。自分のニーズが満たされていると感じる従業員は、そうではない従業員と比べて倍以上、企業を支持する傾向にあるからだ。 どうするのが一番良いのだろう?雇用主にとっては、エクスペリエンスをデジタル化するのは未来の姿だと認識されている。しかしながらこれは、福利厚生案に変更が必要だという意味ではない。コミュニケーションの手法を改良するにはたくさんの方法がある。 福利厚生のコミュニケーションをもっと消費者経験のようにするための4つのヒント:   1. ブランド化:広告看板やテレビ、店の中など、ブランド名というものはいたるところで見られ、商品とそれをどのように理解するかは私達の生活を左右する役割を果たしているということがわかる。したがって、自社のデジタル・エクスペリエンスをブランド化するということは、従業員達に福利厚生の重要性を理解させるために重要であり、またその認知度を高めることとなる。 2. 双方向性:従業員向けの冊子が百科事典サイズで、福利厚生の受給資格についての詳細な説明が保険の専門用語で書かれたページでいっぱいだったのは過去の話だ。しかし、より使いやすい冊子はいまだに課題であり、雇用主は最近では、従業員とのコミュニケーションを効果的なものにするために、リアクションのないものの代わりに、アプリやウェブサイトのように従業員のニーズに対応できるものを作り出すようアドバイスされている。 3. パーソナライズ:私達のリサーチによれば、パーソナライズされた福利厚生の情報を加えることで、従業員個人の福利厚生利用をもっと発展させることができる。一つの例が、各従業員の明細を見せるために、本人の名前を埋め込んだ個人向けのビデオクリップを使うことだ。このアプローチで、スタッフの行動や信頼そして認識が高まる。 4. ソーシャル:(ほとんど)誰でもいずれかのソーシャルメディアプラットフォームは利用しており、雇用主は自社の従業員がそういったチャンネルで言っていることを活用して、これをうまく利用する必要がある。福利厚生についての従業員の肯定的な話や、自社で働くことの楽しさをシェアすることは、人材を引き付けやる気を高めるための素晴らしい方法だ。これは会社の立場を強固にもする。   上記の4つのアドバイスを活用することは、福利厚生の認知度を高め、従業員が自分達の福利厚生から何を得られるのかを説明し、従業員達が自身にとって良いプランはどれなのか理解するのを助けるだろう。そして最終的には、従業員達が自身のエクスペリエンスをシェアし肯定的に語るようになるだろう。   1 2017 Benefits Under The Lens Survey by Mercer Marsh Benefits

Marla Arnall | 06 12 2018
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